2023年9月26日
服薬研修を行いました。
「わたしたちのからだ脳の病気と薬の話」 講師 薬剤師 池田秀子
目的は「薬について理解を深める」
各事業所にて薬を飲んでいる利用者がいらっしゃいます。
「あっ!薬ませるの忘れた、少し時間過ぎたけど今飲ませたらいいかな」
「あっ!飲ませる薬 間違えた!」
誤薬があります。
誤薬は薬の内容や量によって生命に重大な危機を及ぼす可能性がある事故です。
抗てんかん薬、催眠鎮静薬、、抗精神薬等々
どのような薬で、服用を忘れた場合、副作用について、薬の正しい使い方等を学びました。
薬に関する誤薬を防ぐための手段をどのうように実践すればよいのか?
1病気が発生しやすい時間帯を知る
統合失調症のように時間帯に関係する症状がある利用者の場合
薬の内容によっては変調がある場合。 その理由は、薬の処方自体、生体リズムやホルモン分泌などの影響から特に起こりやすくなっているからであり、こういった時間帯を狙って朝食後に飲む薬や夕食後に飲む薬など時間帯でコントロールしているケースが多くあります。
2薬のこわさを知る
薬のもつ意味
薬は効き目だけではなく、副作用という「リスク」も併せ持っています。
重い症状では、死に至ることもあります。そこで薬を安心して使うためには、薬に関するリスク、正しい使い方や保管方法を知ることが大切です。
3ヒューマンエラー
連携と情報の共有
利用者の情報を支援者同士で共有し連携を図りましょう。
勘違い、見落とし、やり忘れ、判断ミス、疲労、手抜き
と人間だから間違えもあります・・では、すまされない場合があります。
幼少のころから飲んでいる薬は、成長につれて、効きにくくなり、薬の量が増えたり、強い薬にかわったりしている事があります。
そのような薬を違う方に飲ませてしまったりした場合・・・ 取り返しのつかない事になります。
そんなことにならないよう職員同士心掛けて声をかけあっていきます。
その為には・・
人間だから・・イライラしたり、しんどかったり、疲れていたり・・することがあり事故はゆとりがない時に起こります。
そんな時は、職員同士で、こんなことあってん!って聞いてもらえて スッとした。
イライラするのは自分だけじゃなかったんだ~ 愚痴をこぼしたっていいんですよ。
元気な(働きがいのある)組織作りに必要なことは、
1共通の理念やビジョン・指針がある
2ゴールが共有されていること・チームメンバーが同じ目的 方向性をもって働くことが出来ていること
3自分の意志で仕事に前向きに取り組めること
4時にはネガティブな情報も共有していること
5職場の風通しがいいこと チームの連帯感につながる、お互いに「承認のコミュニケーション」がなされている
ことが大切です。
ここでひとつ 承認のコミュニケーションについて
ほめる達人になりましょう!
『あいうえお』と『さしすせそ』
あ⇒ありがとうございます
い⇒いいですね。いいやん。
う⇒うれしい!
え⇒ええやん
お⇒おはようございます。おつかれさまでした。
さ⇒さすが。さいこうです。
し⇒しんじられない。
す⇒すごい。すてきです。すばらしいです。
せ⇒センスありますね。
そ⇒そうです。そのとおりです。そんけいします。
お互いを認め合い褒める達人になりましょう!
支援者のケアは大切です。支援者が孤立しない、早い段階で支援者のしんどさをキャッチできる仕組みも大切です。
元気なチームを作ることで、支援がよくなり、虐待防止にもつながります!
⇓研修の様子です。
みんな素敵な仲間です。研修に来れなかった人達にも ここで受けた人がそれを伝えてみんなで支え合える仲間です。